Colors Characteristics

ボルドーワイン 色の特徴

ワインの魅力や味わい方について色別にお伝えします

Red Wines

ボルドー赤ワインの特徴

黒ブドウの果汁はもともと無色です。赤ワインの色は、ブドウ果実の固体部分、特に果皮が果汁に接触することででます。梗を取り除いて破砕した後、タンク内でマスト(果もろみ)を「浸し」ます。固体部分はタンク上部に浮き、「果帽」を形成します。このマセラシオン(醸し)期間にアルコール発酵が始まります。アルコール発酵は平均10日間ほど続きますが、その間、色素および理想的アロマを抽出するため、果汁と「果帽」を混ぜ合わせます。その際にはルモンタージュと呼ばれる方法でタンク底部の果汁を吸い上げ、果帽の上からかけ回します。

しなやかで果実感豊かなワインの場合、マセラシオン期間は短めの数日間です。タンニンを抽出することよりも果実感を大切に醸します。それから育成段階に進み、通常2〜6カ月間、タンクの中で保管されます。

醸造の仕上げはアッサンブラージュ(ブレンド)です。ボルドーが誇るワイン造りの奥義ともいうべき工程です。異なるブドウ品種のワインを独自の割合で混ぜ合わせることによって、それぞれのテロワール特有の個性が活きた、バランスの良いワインに仕上げます。

しなやかさ&果実感が魅力の赤ワイン

果実感たっぷり、飲み心地良くしなやかなワイン

サービス温度

13℃〜15℃

熟成保存

1年〜3年

相性のよい料理

白身肉、キッシュ、魚のグリルの主菜、ソフトタイプのチーズ、新鮮な赤いフルーツを使ったデザートとご一緒に。

アッサンブラージュ(ぶどう品種)

メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン

アロマ

イチゴ、スミレ、カシス

アペラシオン

ボルドー Bordeaux

丸み&骨格が魅力の赤ワイン

豊かなアロマと濃密で丸みのあるタンニンを含む、凝縮感あふれる赤ワイン

サービス温度

15℃〜17℃

相性のよい料理

ソース仕立て肉料理の主菜に、スパイシー料理、リゾット、ハード/ソフトタイプのチーズ、チョコレートのデザートとご一緒に。

アッサンブラージュ(ぶどう品種)

メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン

アロマ

ラズベリー、チェリー、ブラックベリー、スミレ、森の下草

アペラシオン

ブライ Blaye

ブライ・コート・ド・ボルドー Blaye Côtes de Bordeaux

ボルドー・スーペリウール Bordeaux Supérieur

ブール Bourg

カディヤック・コート・ド・ボルドー Cadillac Côtes de Bordeaux

カノン・フロンサック Canon Fronsac

カスティヨン・コート・ド・ボルドー Castillon Côtes de Bordeaux

コート・ド・ボルドー Côtes de Bordeaux

コート・ド・ブール Côtes de Bourg

フラン・コート・ド・ボルドー Francs Côtes de Bordeaux

フロンサック Fronsac

グラーヴ・ド・ヴェール Graves de Vayres

ラランド・ド・ポムロール Lalande-de-Pomerol

リュサック・サンテミリオン Lussac-Saint-Emilion

モンターニュ・サンテミリオン Montagne-Saint-Emilion

ポムロール Pomerol

ピュイスガン・サンテミリオン Puisseguin-Saint-Emilion

サンテミリオン Saint-Emilion

サンテミリオン・グラン・クリュ Saint-Emilion grand cru

サン・ジョルジュ・サンテミリオン Saint-Georges Saint-Emilion

サント・フォワ・ボルドー Sainte-Foy-Bordeaux

力強さ&濃厚さが魅力の赤ワイン

香り、味わいともに長い余韻が残り、主張のある端麗な風味のワイン

サービス温度

15℃〜17℃

相性のよい料理

肉料理の主菜、ソフト/ハードタイプのチーズ、チョコレートや赤いフルーツを使ったデザートとご一緒に。

アッサンブラージュ(ぶどう品種)

カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ

アロマ

赤スグリ、ブラックベリー、リコリス、焙煎コーヒー

アペラシオン

グラーヴ Graves

オー・メドック Haut-Médoc

リストラック・メドック Listrac-Médoc

マルゴー Margaux

メドック Médoc

ムーリス Moulis

ポイヤック Pauillac

ペサック・レオニャン Pessac-Léognan

サンテステフ Saint-Estèphe

サンジュリアン Saint-Julien

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Rose Wines

ボルドーロゼワインの特徴

ボルドーのロゼワインは、無色果汁の黒ブドウ品種を使って造られます。約12時間の果皮浸漬をおこなうことで、淡いバラ色が生まれます。 その後、白ワイン同様の工程で、アロマを損なわないように低温で果汁を醸造します。その他のボルドーワイン同様、複数ブドウ品種をアッサンブラージュ(ブレンド)し、フィルター濾過した後、瓶詰します。

爽やかさ&果実感が魅力のロゼワイン

輝きのあるバラ色のワイン瑞々しい風味、果実感あふれるデリケートな香り

サービス温度

7℃〜11℃

相性のよい料理

タパス料理とアペリティフとしてお楽しみいただけるほか、軽めの主菜、野菜のタルト、グリル肉、チーズとご一緒に。

アッサンブラージュ(ぶどう品種)

カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン

アロマ

ピンクグレープフルーツ、赤スグリ、イチゴ

アペラシオン

ボルドー・ロゼ Bordeaux Rosé

爽やかさ&心地良さが魅力のロゼワイン

鮮やかなラズベリー色のクレーレは、赤ワインのタンニンをちょっぴり、ロゼワインの爽やかさをたっぷり含んでいます。

サービス温度

7℃〜11℃

相性のよい料理

タパス料理とアペリティフに、グリル肉やタルタル、カルパッチョ、ケークサレなどの主菜とともに、またはフルーツのデザートとご一緒に。

アッサンブラージュ(ぶどう品種)

メルロ、カベルネ・ソーヴィニヨン、カベルネ・フラン

アロマ

イチゴ、カシス、バラ

アペラシオン

ボルドー・クレーレ Bordeaux Clairet

発泡性&果実感が魅力のロゼスパークリングワイン

小粒赤果実のアロマ、爽快感のあるきめ細かな発泡性ワイン

サービス温度

7℃〜11℃

相性のよい料理

カルパッチョの前菜とアペリティフとしてお楽しみいただけるほか、白身肉の主菜、チョコレートのデザートとご一緒に。

アッサンブラージュ(ぶどう品種)

カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニヨン

アロマ

赤スグリ、イチゴ、ラズベリー

アペラシオン

ボルドー・クレマン Bordeaux Crémant

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Dry white wine

ボルドー辛口白ワインの特徴

時に驚かれることもありますが、ボルドーではいつの時代も白ワインを造ってきました。ソーヴィニヨン種はボルドーで生まれたと記し伝える古書も残されています。

ボルドーの辛口白ワインは、主にソーヴィニヨン種を使って造られます。この品種はぎゅっと小粒で、果実の瑞々しい風味が詰まっています。また、セミヨン種やミュスカデル種を加える場合もあります。セミヨン種はワインに果実感と豊潤さを、そしてミュスカデル種はボリュームと甘美さをもたらしてくれます。

ブドウを醸造庫へ運び込むと、すぐに果汁を絞って果皮を取り除きます。ワイナリーによっては、搾汁する前に、果汁に果皮を数時間ほど漬け込む工程をとる場合もあります。これは果皮浸漬(マセラシオン・ペリキュレール)と呼ばれ、この方法で一層鮮明なアロマが生まれます。その後、果実の風味をそこなわないよう、丁寧に発酵工程を進め、タンクの中で3〜6カ月間育成させます。そして、仕上げにアッサンブラージュ(ブレンド)。ボルドーが誇るワイン造りの奥義ともいうべき工程です。異なるブドウ品種のワインを独自の割合で混ぜ合わせることによって、それぞれのテロワール特有の個性が活きた、バランスの良いワインに仕上げます。

爽快感&果実感が魅力の辛口白ワイン

ソーヴィニヨンのアロマと瑞々しさあふれる、果実感たっぷりの辛口白ワイン

サービス温度

7℃〜11℃

相性のよい料理

アペリティフとお楽しみいただけるほか、貝・甲殻類の前菜、魚のグリルや白身肉の主菜、ヤギ乳のチーズとご一緒に。

アッサンブラージュ(ぶどう品種)

ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル

アロマ

レモン、ピーチ、アカシア

アペラシオン

ブライ・コート・ド・ボルドー Blaye Côtes de Bordeaux

ボルドー Bordeaux

ブール Bourg

コート・ド・ブライ Côtes de Blaye

コート・ド・ボルドー・サンマケール Côtes de Bordeaux Saint-Macaire

コート・ド・ブール Côtes de Bourg

アントル・ドゥー・メール Entre-deux-Mers

アントル・ドゥー・メール・オー・ブノージュ Entre-deux-Mers Haut-Benauge

フラン・コート・ド・ボルドー Francs Côtes de Bordeaux

グラーヴ・ド・ヴェール Graves de Vayres

サント・フォワ・ボルドー Sainte-Foy-Bordeaux

骨格&芳醇さが魅力の辛口白ワイン

アロマの余韻が続く、力強さと骨格を感じさせる辛口白ワイン

サービス温度

9℃〜12℃

相性のよい料理

ソース仕立ての魚料理や白身肉の主菜、野菜のヴルーテ、リゾット、ハードタイプのチーズとご一緒にどうぞ。

アッサンブラージュ(ぶどう品種)

ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル

アロマ

グレープ、フルーツ、ピーチ、ヘーゼルナッツ、エニシダ

アペラシオン

グラーヴ Graves

ペサック・レオニャン Pessac-Léognan

発泡性&繊細さが魅力の白スパークリングワイン

柑橘果実や白花のアロマを含む、瑞々しい風味たっぷりの白スパークリングワイン

サービス温度

7℃〜11℃

相性のよい料理

タパス料理とアペリティフとしてお楽しみいただけるほか、貝・甲殻類の前菜、白身肉の主菜、赤いフルーツを使ったデザートとご一緒に。

アッサンブラージュ(ぶどう品種)

ソーヴィニヨン・ブラン、セミヨン、ミュスカデル

アロマ

レモン、ヘーゼルナッツ、アカシア

アペラシオン

ボルドー・クレマン Bordeaux Crémant

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Sweet white wine

ボルドー甘口白ワインの特徴

とあるブドウ農園領主は、所用で領地を留守することになり、収穫作業は自身が戻るまで待つようにと農夫らに命じて旅立ちます。 予定より遅れて領地に戻った頃、すでにブドウは腐り果て、それでも収穫してみたら、なんてことでしょう!神々の霊薬さながらのワインが生まれました。この知らせを聞きつけた者たちは、再び奇跡のワインを造り出さんと努力を重ねます。こうして甘口白ワインは、19世紀にはボルドーワインの頂点に君臨する揺るぎない人気を確立するまでになりました。

ガロンヌ河両岸は、独特な濃厚な味わいのワインを生み出す、特殊なミクロクリマを有しています。朝霧と日中の暑さにより、複雑なアロマをたっぷり含んだブドウが生まれます。ブドウは故意的に過熟状態にまで栽培され、半甘口ワインの場合、通常9月末に収穫されます。甘口ワイン用ブドウに比べると若干早めの収穫で、より軽い風味の果汁が絞り出されます。

凝縮果汁の抽出には、複数回にわたる搾汁工程を要します。その後、入念にアッサンブラージュ(ブレンド)し、瑞々しさと甘美さの調和で見事なワインに仕上げます。

半甘口&果実感が魅力の甘口白ワイン

快活な果実感が美味しい、とろりとした味わいのワイン

サービス温度

9℃〜12℃

相性のよい料理

アペリティフとお楽しみいただけるほか、スパイシーな主菜、魚料理、エスニック風サラダ、青カビチーズ、新鮮なフルーツを使ったデザートとご一緒に。

アッサンブラージュ(ぶどう品種)

セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカデル

アロマ

グレープフルーツ、パイナップル、アカシア

アペラシオン

ボルドー・オー・ブノージュ Bordeaux Haut-Benauge

ボルドー・モワルー Bordeaux Moelleux

ボルドー・スーペリウール Bordeaux Supérieur

コート・ド・ボルドー・サンマケール Côtes de Bordeaux Saint-Macaire

フラン・コート・ド・ボルドー Francs Côtes de Bordeaux

グラーヴ・ド・ヴェール Graves de Vayres

グラーヴ・スペリウール Graves Supérieures

プルミエ・コート・ド・ボルドー Premières Côtes de Bordeaux

サント・フォワ・ボルドー Sainte-Foy-Bordeaux

甘口&濃厚さが魅力の甘口白ワイン

快活な果実感が美味しい、とろりとした味わいのワイン

サービス温度

9℃〜12℃

相性のよい料理

アペリティフに、寿司やフォアグラの前菜、スパイシーな主菜、青カビチーズ、フルーツを使ったデザートとご一緒に。

アッサンブラージュ(ぶどう品種)

セミヨン、ソーヴィニヨン・ブラン、ミュスカデル

アロマ

砂糖漬けオレンジ、マンゴー、マルメロ、アカシア、ハチミツ

アペラシオン

バルサック Barsac

カディヤック Cadillac

セロンス Cérons

ルーピアック Loupiac

サント・クロワ・デュ・モン Sainte-Croix-du-Mont

ソーテルヌ Sauternes

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