ディナーは気軽なボルドーワインとともに!

「ボルドーワイン」は特別なときでないと開けられない、と思っているならそれは間違い。格もプライスもスペシャルなグランヴァンばかりがボルドーワインではありません。デイリーの食事に寄り添う、カジュアルなタイプのワインがたくさんあるんです。
優れたカジュアルワインが造られる
世界に知られる銘醸地ボルドー。偉大なワイン産地であることは間違いありません。それゆえ、ボルドーワインというと重厚で特別なイメージをもっている方も多いかもしれませんね。けれど、優れたワインを生む産地だからこそ、カジュアルなワインもきちんと造られているのです。
カジュアルといっても、ただ軽いわけではありません。気軽に開けられるのにぶどうの個性も感じられて、飲みごたえのあるワインのこと。たとえば「クイーン モン・ペラ ルージュ 2015」。ボルドーのアントル=ドゥー=メール地区の由緒ある生産者が手がけるワイン。ドライな中に端正な味わいがありながら、プライスもフレンドリー。毎日でも飲みたい1本です。
右 クイーン モン・ペラ ルージュ 2015(メルロー60%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%、カベルネ・フラン20%)¥1,990/東京ヨーロッパ貿易
https://www.bordeaux-wines.jp/value-bordeaux/2018/list/queen-of-mont-pérat
左 シャトー・デュ・ベルジェ キュヴェ・トラディション 2014(メルロー100%)¥2,592/ヴィノラム
https://www.bordeaux-wines.jp/value-bordeaux/2018/list/château-du-bergey,-cuvée-tradition
飲みたいと思ったときに迷わず開けることができる気軽さ、最後まで飽きることなく飲める優しさ。日々の暮らしに寄り添うのは、それらを兼ね備えたワインです。味わいに比してコストパフォーマンスが抜群なバリューボルドーはまさにそんなアイテム。セラーに入っていれば毎日がグッと豊かで満ち足りたものになること間違いなし。
「シャトー・デュ・ベルジェ キュヴェ・トラディション 2014」は、ボルドー右岸のフロンサック地区のメルローから生まれる赤ワイン。ファーストアタックはなめらかでマイルドな口当たりですが、飲んでいくうちにぶどうのポテンシャルの高さが見え隠れし、キメの細かいタンニンを感じます。けれど重苦しさは皆無。食事しながら、おしゃべりしながら最後まで心地よく飲めて、気づくと空っぽ。そんなワインです。
パーティシーズン真っ盛り、毎日がごちそう続きという人も多いでしょう。たまには、気楽なバリューボルドーで、ホッとしませんか?