ボトルの扱い方
保管する為のガイドラインや、サーブするときの温度などを詳しく解説します。
その1サーブする
ボトルを開けるのは簡単ですが、コルクを抜いたときにはいろいろなことが起こります。ワインのブーケ(香り)は、サーブするときの温度しだいで、その現われ方が異なります
サーブ時の温度に注意!
ワインの温度が、低すぎると、ブーケはごく僅かしか立ち昇りません
高すぎると、ワインが酸化したり、アロマを損ねる危険性があります
急激な温度変化によるショックを避けるため、ゆっくりとサーブする温度に近づけることが大切です
温度の目安

- 7~11℃
- 若い辛口白、スパークリング、クレレ
- 9~12℃
- より骨格がしっかりとして腰があり、ボリューム感が豊かな辛口白や甘口白
- 13~15℃
- 若い赤ワイン
- 15~17℃
- 熟成したボルドーの赤ワインが、気品に満ちた香りと味わいを最大限に発揮する温度
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STEP:01
ボトルの口の凸部のすぐ下のキャップシールに切れ目を入れ、除去します。ワインを注ぐときにこの金属製のシールがワインに触れないようにしましょう
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STEP:02
どんなオープナーでもかまいませんが、ソムリエナイフが機能的です
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STEP:03
コルクの中心にスクリューをまっすぐに差し込みます。スクリューがコルクを突き抜けないように注意してください
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STEP:04
ワインに触れていたコルクの香りを嗅ぎ、不快な臭いがないかを確認します
その2ワインを保管する
自分のワインコレクションを保管するときでも、パーティにワインを持っていくときでも、これからご紹介するガイドラインに沿えば、安心です
ワインセラーで保管する方法
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温度
年間を通して12~14℃で一定に保つのが理想的です。温度が高すぎると、ワインの熟成が早く進んでしまいます
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湿度
年間を通して湿度70~80%に安定していること。湿度が低いとコルク栓が乾燥してしまい、湿度が高いとラベルやコルク栓を損ねる危険があります
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光
できるだけ光を和らげて通し、
蛍光灯は避けます
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ルールその1
中身の漏れを防ぐため、ボトルは必ず立てて運びます
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ルールその2
極度に暑いときや寒いときは、ワインの搬送を避けましょう
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ルールその3
ワインは非常に振動に弱いので、搬送後は2~3週間休ませてから味わいましょう